【西の魔女が死んだ】読者へ伝えたいこと【楽に生きることは悪くないです】

( ﾟ∀ﾟ)･∵. 皆さんこんにちわ、れいすけ（＠reisuke_0429）です。

突然ですが、あなたは「梨木香歩著　西の魔女が死んだ」という小説を知ってますか？

そう、これは中学校で上手く馴染めず、不登校になってしまった一人の少女の心の成長のお話。

これはとても優しく、ちょっぴり厳しい、でもとてもあったかいおばあちゃんが繰り出すお話。

現在進行形で人間関係に悩んでいる方にはぜひとも読んで欲しい、優しい小説です。

お話もあまり長くないし、優しい文章だから中高生や小説初心者にもとてもおすすめです。

鬱っぽい人は絶対読みましょう。読むと心が温まります。

読書好きな人はKindleUnlimited（定額読書）で色んな本を読みまくるのがおすすめです。

【西の魔女が死んだ】が読者へ伝えたいこと

この小説には名言がたくさん登場するのですが、一番僕に刺さったことは次のことです。

無理しないで、時には自分が生きやすい、楽な環境に変えてみたっていい。

楽な生き方を選ぶことを逃げることだと捉えて無理していませんか？

楽な環境を選ぶことは自然界では当たり前のことなんですよ。

シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか？

この小説は優しい言葉で人生の大切なことを教えてくれると僕は思います。

「西の魔女が死んだ」ってどんな話？

この小説のタイトルをみて、僕は「ファンタジー小説かな？」と思いました。

でも読んでみたら全然ファンタジーじゃないんですよ。

おばあちゃんが悩める孫娘にいろんなことを教えてくれる優しいお話です。

おばあちゃんが死んだから、学校途中で母親に連れられ、おばあちゃんちに行くまい。

向かう車の中で二年前を思い出します。

二年前、学校の人間関係で不登校になってしまったまい。

両親はそんなまいを母方のおばあちゃん（日本の山中で暮らすイギリス人）の家へ預けることにします。

大好きなおばあちゃんと２人で一ヶ月暮らしていくうちに、まいが一人前の人間に成長していきます。

そんなお話。

「魔女」という言葉が伝えたいものとは何か

あなたの魔女のイメージは？？

僕は、魔女ってホウキに乗って空を飛ぶ、黒い服を来た女。

こんなイメージありません？

悪魔を退治するためにも、魔女になるためにも、大切なのは意志の力。自分で決める力。

つまり魔女とは、自分で決めたことをやり遂げる力を持つ人のことを言っています。

魔女の修行として、早寝早起き、規則正しい生活、食事はしっかりとり、運動をする。（おっさんからするとガチの修行ですこれ）

魔女という言葉を介して、一つの人間教育のあり方が示されているのかなあと僕は考えています。

魔女とは、自分の意志で自分のことを決めてやり遂げる力を持っている人のこと

そんな人にまいがなれるよう、魔女修行と称して教えてあげる優しいお話です。

「西の魔女が死んだ」が伝えたいことを名言から見る

何が幸せかは人によって違います。

そうね、何が幸せかっていうことはその人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかなければなりませんね。

「西の魔女が死んだ」ｐ５８

隣の芝生は青いといいますが、幸せは人それぞれです。

人のことを羨んでも、その人にはその人なりの苦労があるし、幸せは人それぞれです。

１億円持ってても仕事をしまくる人もいれば、年収２００万円台でも家族で幸せに暮す人がいるように。

幸せのカタチは無限ですね。幸せって周りが決めることじゃありません。

楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はない

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。

サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。

シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか。

「西の魔女が死んだ」ｐ１６８

社会人なら・・・
・仕事のプレッシャー、周りからの評価が気になって潰れそう
・同僚、上司、部下との人間関係が上手くできずに潰れそう
・飲み会が苦手　とか

学生だったら・・・
・グループを作りたがる人たちに馴染めない
・友達を上手く作れない、不登校になってしまった
・みんなと同じモノに興味持てないけど仲間はずれにされたくない　とか

生きていると色んなことありますよね。

まいも不登校になっていて、お父さんが転校の手続きをしようとして、まいにどうする？と聞いてきますが、

そんなときにおばあちゃんからこの言葉。

頑張ることに頑張ってしまって、潰れてしまうのはもったいない。

楽に生きられるように環境を変えてしまっても、逃げることとは違います。

好きなことだけやって生きるってなかなか出来ることではないかもしれません。

けれど嫌なこと、苦しいことに耐えるだけが人生でもありません。

環境を変えるってことは全然やって良いことで、大事なのはやっぱり自分の意志で決めていくことなのでしょうね。

そしてこのフレーズに似た話を為末大さんの著書「諦める力」でも読んだので、こちらもどうぞ。

I　know（アイ　ノウ）

洒落てんな・・おい・・・。

このI knowってすごく包んでくれるというか・・私はあなたのことをきちんとわかっていますよ。

そんな雰囲気の返事なんです。

僕も子どもにそういう返事を返せる大人になりたいなと思ったセリフです。

「西の魔女が死んだ」が伝えたいこと（まとめ）

「西の魔女が死んだ」を読み終えて、僕があなたに伝えたいこと。

・嫌なこと、苦しいことに遭遇したら、環境を変えて楽になったって良い。
・幸せのカタチって人それぞれ。
・大切なのは自分の意志で決め、やり遂げること。

今の場所が苦しい場所なら、思い切って環境を変えてみませんか？

環境を変えることと逃げることは似ているようで、同じじゃありませんよ。楽に生きよう。

この作品を読んであなたも魔女になりましょう。

僕のブログではこんな感じの書評記事をメインに書いてます。

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