【時計館の殺人】怖いけど、シリーズ最高傑作だと思う

この記事に書いていること
  • ざっくりあらすじ、人物紹介
  • 怖いけど面白かったポイント3選
  • ぼくの感想とか(犯人の話はしません)

( ゚∀゚)・∵. みなさんこんにちわ、れいすけ(@reisuke_0429)です。

突然ですが、あなたは「時計館の殺人」という本を知っていますか?

そう、【館シリーズ第5弾、最高傑作の呼び超え高い、第45回推理作家協会賞を受賞した作品】です。

ぼくは今の所シリーズ9作中5作読みましたが、これはトップの面白さです。

というか、ミステリ小説の中でもトップクラスです。それくらい面白かった。マジで。

20年くらい前の小説なので、ネタバレとか気にせず感想書いていきます。
お付き合いしてくれたら嬉しいです。

この記事をこんな方へ

  • 巧妙なトリック読みたい人
  • めっちゃ人が死ぬ小説読みたい人
  • 館シリーズの感想共有したい人

この記事を最後まで読んで面白そうと思ったら、ぜひ本を読んでぼくに感想を教えて下さい。

( ゚∀゚)つ「も・く・じ」

【時計館の殺人】怖い。けどシリーズ最高傑作だと思う

時計館の殺人は結構怖い小説です。

僕が怖いと感じた理由は次の3つです。

  • 殺人事件として、人が死にすぎ怖い(フィクションとして面白い)
  • トリック怖い(そしてすごい)
  • トリックが生まれた経緯も怖い(もはや精神病レベル)

殺害された人数えると9人殺害1人殺人未遂。これは犯人普通に最高裁判決余裕で死刑ですよねw

林○須美も納得するレベル。そこまで多くの人間を殺そうと思えるメンタルのタフさ。尊敬いたす。

そして何よりこの作品はトリックも、そのトリックができた背景も狂気じみていて度肝を抜かれました。

十角館の殺人はトリックというよりか、作者の読者を欺くテクニックがすごかった。

でも今回はトリック自体がめっちゃ手が込んでいて、その背景にある狂気が怖い。

だから時計館の殺人は怖いんだけれど、シリーズ最高傑作なのでは?と僕は思っています。

時計館の殺人 あらすじ・人物紹介

時計館の殺人のあらすじ

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。
館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。
閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!第45回日本推理作家協会賞に輝く不朽の名作、満を持しての新装改訂版。

時計館の殺人 上巻 裏表紙

館に閉じ込められた江南(かわみなみ)たちを襲う、仮面の殺人者の恐怖。館内で惨劇が続く一方、館外では推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)が、時計館主人の遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追う。
悪夢の三日間の後、生き残るのは誰か?
凄絶な連続殺人の果てに待ち受ける、驚愕と感動の最終章! 第45回日本推理作家協会賞に輝く名作。

時計館の殺人 下巻 裏表紙

十角館の殺人に登場した大学生、江南(かわみなみ)くんの久々の登場です。

オカルト雑誌の編集者となった彼は取材のため、鎌倉にある心霊現象で有名な時計館を訪れます。

取材の協力者として、霊能者、大学生のオカルトサークルの皆さんと行き、3日間「時計館」にカンヅメで取材に臨みますが、次々起こる連続殺人に巻き込まれてしまいます。

前回は外部から事件を追う立場だったのに、今回は事件当事者として参加する不幸な青年なのでした。

係員

島田さん早く助けてあげて!

少女の亡霊が現れるという時計館は10年前、狂気的に娘を愛する父親「古峨倫典」が「中村青司」に設計してもらい建築した曰く付きの館。
なぜ事件が起こったのか、犯人はどうやって殺人を行ったのか、時計館とはなんなのか。めっちゃ面白い超本格ミステリです。

時計館の殺人の登場人物紹介

登場人物紹介です。今回は人めっちゃ多いので、キーマンだけ・・。

現代の皆さん

江南孝明

江南くん

時計はおじいちゃんの形見「懐中時計」派!
社会人になったから今回も取材頑張るぞ!

鹿谷門実(島田潔)

鹿谷門実

時間とは一体何なのか?
時計館は中村青司の設計。ぜひとも見たい!

伊波沙世子

伊波さん

ようこそいらっしゃいました・・・。ウフフ。

故人の皆さん

古峨永遠

トワちゃん

16歳になったら絶対結婚するの!!

古峨倫典

古峨パパ

娘をなんとしても16歳にしてみせる。

殺される人の紹介端折ってるのすみません・・・。

時計館の殺人の怖いポイント3選

人が死にすぎて怖い

生きてる登場人物18人中9人が死亡します。死亡率50%。笑う。

館にいない人含めてこれなので、控えめに人が死にすぎて怖いw

現場(旧館)の人に限定すると10人中9人死亡生存率わずか10%です。

ちなみに犯人の犯罪メニューは下記の内訳のとおりです。

まず殺害内訳。

  • 樫早紀子(20)女性・学生
  • 渡辺涼介(20)男性・学生
  • 内海篤志(29)男性・カメラマン
  • 瓜生民佐男(20)男性・学生
  • 小早川茂郎(44)男性・副編集長
  • 光明寺美琴(29)女性・霊能者
  • 野々宮泰斉(84)男性・占い師
  • 新見こずえ(18)女性・学生
  • 河原崎潤一(21)男性・学生

合計9名(全員、置時計による撲殺)

続いて殺人未遂内訳。

  • 福西涼太(21)男性・学生
    (3階から突落)
  • 江南孝明(24)男性・編集者
    (撲殺未遂)

最後に自殺教唆内訳。

・古峨由季弥(16)
男性・糖質引きこもり(飛降教唆)

年齢・性別・職業など、もはや関係なく皆殺しレベルです。

係員

もうこれサイコパスですね!

普通に考えて、犯人は日本犯罪史に残る超一流の殺人犯になると思われます。

一審死刑、二審死刑、最高裁死刑確定案件ですね。あまりにも人殺しすぎw

フィクションだから度を超えた事件は素直に楽しめます。もはやネタレベルの殺人事件ですw

でもね、現実にはこれよりもっとたくさんの人を殺害する人が存在していることの方が怖いですけどね。

時計トリックが怖い

この小説はトリックがすごい、そして怖いです。マジでよく出来てると思いました。

ストーリーは事件が起こる旧館、館の謎を調べる新館の2つを軸に進んでいきます。

そしてこの旧館(事件現場)と新館(島田達)で過ぎていく時間が違うんですね。

時計館旧館にある時計108個全て、60分が50分で過ぎるように早められています。

要するに意図的に旧館の時計が早められていたのです。

旧館では半地下構造となっているため、館は外の様子がわかりません。陽の光も入ってこないようになっています。

そんな場所で信じられるのは時計だけ。犯人はこうして鉄壁のアリバイを手に入れていたのです。

鹿谷(島田さん)は言います。

お前にとって時間の本質とは何か、と質問されたとき、僕は考えあぐねた末、多分に自嘲的な気分でこう答えざるをえない。つまりそれは、時計の動きであると。
この機械によって初めて、僕ら現代人は〝時間〟を明確な形として捉えられる。
僕らは時計によって時を計り、時を支配しているつもりでいるけれども、実際には逆に、時計の動きが創り出す〝時間〟によって肉体と精神を拘束され、支配されているのだ、ということです」

時計館の殺人 下巻より (講談社文庫)

僕たち人間は時間に支配されていて、時計が進んでいたり、遅れていると簡単に支配されてしまいます。

  • 朝10分時計が遅れていたら多分遅刻するのでは?
  • 眠いと思っても時計が夜8時だったら、まだ起きていようと思うのでは?

時計を支配されてしまうと簡単に行動を操られるんだろうなと思ったら、怖くないですか?

時計を使った時間トリックなんてよくあるんじゃない?って思う人もいるかも知れない。

けどこのトリックでさえ、小説としてのメインではないのがこの作品のすごいところだと思う。

トリックの背景が怖い

事件に使われた時間トリックが生まれた背景が狂気じみて怖いです。
以下、背景ざっくり↓

時計館には10年前、とても美しい少女が住んでいました。名を永遠(トワ)。
トワは母と同じ16歳で結婚するという夢がありました。
けど専属占い師から、16歳まで生きられないという占いが出たことで、父親は絶望します。
過去妻が占いが的中し死んでしまったからですね。
娘をとても愛していた男が考えたのが、早めた時計を館中に配置し、永遠を館時間で16歳になるまで閉じ込めることでした。
なんとしても永遠の夢を叶えてあげたいという父親の歪んだ愛が起こした時計館。
しかしあるとき永遠は館の外に出てしまい、そこで当時塾の合宿で来ていた、大学サークルのみなさんと偶然出会い、時計館と実際の西暦年が違うことを知ってしまう。
それが原因で永遠が絶望し自殺してしまう。

自分の娘が占いで死ぬと云われたから、

  • 時計館(旧館)を建てる
  • 永遠を閉じ込める
  • 時計を早めて16歳まで早送りする
  • 婚約者用意する
  • 娘の夢結婚をさせてあげようとする
古峨倫典

これで娘は16歳までに結婚できるんやで!

もはや狂気以外の何者でもありません。親父めっちゃ思考がヤバい。怖い。

係員

殺人に使われたトリック・・・背景が壮大すぎるやろ!

時計館の殺人は怖いけど、至高の一冊でした

時計館の殺人レビュー、いかがでしたでしょうか。

最後にもう一度まとめると、

  • 人死に過ぎで怖い
  • 時間トリックが怖い
  • トリック背景が怖い

今回は「怖い」というキーワードでまとめてみました。

シリーズ中最高傑作なのではないだろうかと思っていますので、ぜひ読んでほしいです。

読むなら順番通りに!というわけでまずは十角館の殺人からいかがでしょうか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

( ゚∀゚)つ「も・く・じ」
閉じる