( ゚∀゚)・∵. みなさんこんにちわ、れいすけ(@reisuke_0429)です。
突然ですが、「諦める力」という本を知っていますか?
そう、2001年カナダ・エドモントンで開かれた世界陸上400Mハードルで見事銅メダルに輝いた為末大選手の著書です。
日本陸上界のレジェンドです。
「諦める」というと、逃げる・辞めるなど、ネガティブなように聞こえるかもしれません。
が、実はとても我々に優しく、大事なことを教えてくれる本なのです。
下手な自己啓発本より8万倍いい本です。もっとはやくこの本と出会いたかったと思いました。
本記事ではこの本の紹介、感想などを書いていきますので、読んでいただけるとありがたいです。
- 過去に挑戦を失敗して挫折した人
- 失敗するのが嫌で、新たな挑戦するのが怖い人
- 前向きになりたい人
「諦める力」はKindle Unlimitedで読めます。Kindle Unlimitedについては下記記事をどうぞ。
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「諦める力」から名言・名フレーズの紹介
どんな本なのか紹介するために、僕の心に刺さったフレーズを紹介します。
諦めるの語源
「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。
仏教では、真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージを持つ言葉だ。
「諦める力」為末大
諦めるっていうと、放棄する・辞める・逃げるのような意味に聞こえませんか?
でも本来の語源は明らめる、明らかにするという意味なのだそうです。
分析して原因をはっきりさせるってところでしょうか。
まるっきりいつも使っている言葉と意味が変わってしまったと思うんですよね。
為末選手の挫折経験
僕は早熟で、小学生のころからぐんぐん身長が伸びた。
しかし、その伸びは中学三年生でピタリと止まっていた。
中学三年生のときの身長と、三四歳で引退するときの身長は、まったく変わっていない。
次に、ライバル選手の分析を試みた。
中学三年生の時点で一一秒二だった選手が、高校三年生になると、僕の記録をおびやかすくらいまで駆け上ってきていた。
「これはどう考えても抜かれるよな……」 「確かに、一〇〇メートルでの俺には先がない・・・」
「諦める力」為末大
オリンピックでメダルを獲得するようなスーパースターがこんな挫折を味わっているなんて正直びっくりしました。
小さい頃から無双している連中だろうと勝手に想像してたので、とても驚き、人間味を感じたといいますか。
しかしそれでも100Mから400MHへと手段を変えて最終目標であるメダルを取ったのは本当に尊敬します。
想像を絶する挫折・苦悩を乗り越え、努力したのでしょうね。
諦めるということの意味
多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。
だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。
人生は可能性を減らしていく過程でもある。
年齢を重ねるごとに、なれるものやできることが絞り込まれていく。
可能性がなくなっていくと聞くと抵抗感を示す人もいるけれど、何かに秀でるには能力の絞り込みが必須で、どんな可能性もあるという状態は、何にも特化できていない状態でもあるのだ。
できないことの数が増えるだけ、できることがより深くなる。
「諦める力」為末大
「諦める」というと、逃げた・辞めた・投げ出した、などなどマイナスイメージがつきまとう言葉なイメージないですか?
僕はそう思って常にネバーギブアップ精神で生きてきました。
仕事を自分の力でなんとかこなさなくては!諦めたら負けだ!俺は絶対に負けたくない!みたいな。
でもそれって「手段を諦める」って意味で使ってるってことみたいです。
例えば仕事が多くて一人でこなせないなら、別の方法でアプローチして見るような考え持つべきなのかもしれません。
最終的な目標が、いい仕事をすることならば、方法を変えてやればいい。
目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいい。
名フレーズです。
諦める力を読んだ感想です
もっと気になったところはたくさんあるんですが、長くなっちゃうのでひとまずこのくらいで。
ここからは僕の感想を書いてみます。
オリンピック選手も挫折を繰り返しながら生きている
オリンピックに出るようなスーパースターはどうせ小さい頃から順風満帆に1位を走り続けてきたのだろうという勝手な思いがありました。
ですが、為末大さんがまさか100mをやっていて、勝てない場所だと判断して400Mハードルにやってきた人だとは思いもしませんでした。
それだけに、チャレンジには挫折がつきものなのだなあと改めて感じます。
でも成功者はそういったものを乗り越えてる。
華やかな場面しか見えない裏に、すごい努力・苦悩・挫折があることを知ることができて、とても共感が出来ます。
勝てる場所を探すことは逃げではない
梨木香歩の小説「西の魔女が死んだ」で似たような言葉があったんですよ。
自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。
シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか。
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
>>>【西の魔女が死んだ】読者へ伝えたいこと【楽に生きることは悪くないです】
どっちも共通していること。
それは自分が楽に生きられる場所、自分が勝てる場所を見つけるのは、悪いことでもおかしいことでもないんですよね。
そういう場所を探そうとすることは、何からも逃げてなんかいない。
最終的な目的さえ見間違えていなければそれでいいんだって教えてくれる本です。
諦める力を読んで自分のどこに取り入れるか?
勝てるところで勝つ
勝てるところで勝つってことがすごく大事なんだと学びました。(この記事で何度も言ってるけど)
これを自分のブログ・本業に当てはめて考えてみます。
ブログの場合
例えば今ボクはブログを書いていますが、大きいジャンルで勝とうとするのではなく、小さいところで勝てる「ニッチ」を探していくのが現実的な戦略と言えるでしょう。
そのためには自分のやりたいことを優先するのではなく、最終的な目標を明確にしなければダメなんです。
たとえば、僕の場合だと、色んな本の紹介をしたいということよりも、自分の知識を増やし最終的に仕事を辞められる環境を作りたいという最終目標があります。
本を無制限に紹介するのではなく、自分の好きで得意なジャンルに特化して記事書くのも立派な戦略ですし、むしろ最急目標を見定め、明確に戦略を立てていく必要があるのです。
大きいジャンルでないと仕事を辞められるほどの収益は見込めないと言われるかもしれません。
けれどそんなのはあとからでも変更できますからね。
自己分析を踏まえた戦略の設計は大事なのです。
仕事の場合
僕の本業だと公務員なので、
- 条例改正
- 予算管理
- 人付き合い
- 企画
こんな仕事がありますが、自分の得意なところを重点的にやって、チームのメンバーに無理せず助けてもらうってのもありなのかなと思い始めました。
もちろん役職がついたらあらゆる面で管理する能力が求められます。
だけど、自分の得意ジャンルを延ばすことで、チームとしても伸びるのも事実かな。
まずは何でもやろうとしないでニッチなジャンルで勝てる努力をするのも有りかなと感じました。
最後にまとめ
というわけでここまで読んでいただけて大変ありがとうございます。
お疲れさまでした。最後にもう一度まとめますね。
- 手段を諦めることと目的を諦めることは違う
- 勝てる場所で勝負をしろ
- 挫折なく成功する人間はいない
為末大さんの言う諦める力を磨いて、自分の一回しかない人生をもっと有意義に楽しく過ごしていきましょう。
この本はKindle Unlimitedで読むことが出来ます。
もし1%でも気になった方へ、次の記事でKindle Unlimitedについて紹介していますので併せてどうぞ。
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