- AnotherエピソードSをネタバレ交えてあらすじ・人物紹介
- 面白かったポイント紹介
- ぼくの感想とか交えつつ語ります
( ゚∀゚)・∵. はい、みなさんこんにちわ、れいすけ(@reisuke_0429)です。
突然ですが、「AnotherエピソードS」という本を知っていますか?
そう、綾辻行人のホラー名作小説Anotherの続編(外伝かな?)です。
正直Another本編に比べて面白さは半減しまくりなんですが、この後さらに続く正式な続編「Another2001」に続く重要な作品となっています。
続編ていうよりかは、外伝的な作品ですね。続きって言うより、寄り道かな。話を理解するためには必要な作品となっているので、エピソードSをネタバレ解説していきます。
既に読んだ人も、気になっててこれから読む人もゆっくりしていってください( ゚∀゚)
Anotherシリーズのまとめはこちらをどうぞ。
この記事をこんな方へ
- Another読んで気に入った人
- AnotherエピソードSイマイチだと思った人
- ミサキメイちゃん好きな人(ぼく)
年間100冊程度読書してる雑魚い読書家です。
小説(ミステリ多め)・新書(歴史系多め)・KindleUnlimited好きで、知識のおすそ分けしたく、ブログ書いていますので他の記事も読んでくれると嬉しいです。( ゚∀゚)
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【Another エピソードS】ネタバレ解説【シリーズには外せない】
Anotherの外伝的作品であるエピソードS。
Another本編の後半で、三神先生率いる三年三組が合宿に行くんですが、合宿直前にミサキメイちゃんがいなくなるんですよね。
そんで、その時別荘に行っていたというのが後で分かるんですが、その時の別荘での出来事を描いたのが本作になります。
見崎家の別荘の近所のお兄さん賢木てるやさんが死んで幽霊になって死体探ししているのをミサキメイちゃんが手伝う的な話なので、特別面白いってわけでもないんですw
けどこのエピソードを読んでいないと新作Another2001がイマイチピンとこないので、シリーズ通して読むなら必要ですよと言いたい。
要はファンなら読まないとアカンってことですね・・。
AnotherエピソードSのあらすじ・人物紹介
AnotherエピソードSのざっくりあらすじ
1998年、夏休み―両親とともに海辺の別荘へやってきた見崎鳴、15歳。そこで出会ったのは、かつて鳴と同じ夜見山北中学の三年三組で不可思議な「現象」を経験した青年・賢木晃也の幽霊、だった。
謎めいた古い屋敷を舞台に―死の前後の記憶を失い、消えたみずからの死体を探しつづけている幽霊と鳴の、奇妙な秘密の冒険が始まるのだが…。
Another エピソードS 引用 裏表紙 より
夜見山北中学三年三組の「災厄」真っ只中のミサキメイ。
過去夜見北中三年三組で災厄を体験した、別荘の近所に住む賢木晃也さんに情報を求めて行くんだけど、賢木さん、なんと死んじゃってるんですよね。
新キャラでキーマンの賢木さんはなんと幽霊として登場する。
けど死んだ後一部記憶喪失で、どうして死んだのか、自分の死体はどこへ行ったのか、何もわからない状態で出てきます。
賢木さんの死体は一体どこだ?探しましょうというお話。
最終的に目の前で大好きだった晃也さんが階段から落っこちて死んでしまったことにショックを受けた想が、晃也さんの幽霊になりきっていたというオチで終わる。
この辺り、文章ならではの叙述トリックはいつものとおり流石です。映像化は不可能です。
この一連の事件がAnother2001に出てくる想の複雑な家庭状況の中身になってくる。
なので、これを知らないと本編読んだときに???ってなっちゃう。
Another2001はめっちゃ面白いので、ここは我慢して読みましょうww
AnotherエピソードSの登場人物紹介
主要な登場人物をしてみましょう!
見崎 鳴(ミサキメイ)
Anotherの主人公。左目が義眼のオッドアイの美少女。夜見山北中学三年三組。
てるやさん・・?・・え?・・てるや・・さん??
賢木 晃也(さかきてるや)
メイの別荘の近所に住むお兄さん。比良塚想の叔父であり、ヒッキー・ニート・幽霊。
僕はなぜ死んだ・・?僕の死体は一体どこにある・・?
比良塚 想(ひらつかそう)
賢木てるやの甥。次作Another2001の主人公。複雑な家庭に生きる小6。
晃也さんの死を目撃するも、ショックを受ける可愛そうな少年です。。
僕は何も知らない。忘れた。わかんない・・・。
AnotherエピソードSの見どころ
読まないと次作に話がつながりません。(面白くはないかな)
Anotherの外伝的作品なので、これを読まないとAnother2001に話がつながりません。
正直幽霊とメイちゃんが一緒に無くなった死体を探しに探し回るっていうだけで、特にハラハラもしないキャラ小説って感じでした。
Another自体が、災厄のせいで階段から落ちた際、傘の先端が喉に突き刺さって死んだりと凄惨な事件が多かったので、エピソードSはホラー要素が薄めです。
というか、事件よりも幽霊って自分のことをどう捉えるのか、どういう思考なのかってことを作者が表現しようとしている感じがします。
だからAnotherっぽさを求めて読むと、肩透かしを食らうのではないでしょうか。
幽霊は想くんの悲しい自演だった
晃也さんなんて初めから登場していなかった。
小6の割に随分と大人っぽいことを考えるもんです。
逆に言うと、晃也さんの思考が若干子供っぽいなあと読んでいて思ったのですが、オチを知るとああそういうことだったのかと腑に落ちました。
このあたりの表現っていうのはさすがだなーって感じたところですね。
【AnotherエピソードS】シリーズを楽しむために必要な作品である。
Another2001を読むために、本作を読まなければならない。
僕はそう思います。
正直単品で面白い作品かと聞かれればそんなことはまずありません。
ですが、これを読むことで、最新作をもっと楽しく読めるし、もっと世界に入っていくことができる。
この作品の価値はそこにあるのではないでしょうか。
なので結論、シリーズが気に入った人は、ぜひとも読みましょう。
読まずにAnotherは語れない。語るくらいの面白さがこのシリーズにはある。
Anotherシリーズのまとめはこちらをどうぞ。
ではまた( ゚∀゚)・∵.
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